今回から保育士みつの遊び講座を開設しました!
今回は生後0~3ヶ月の遊びについてです。
生まれたばかりの赤ちゃんは視力が弱いため、鼻先25cm程度までしか見えていません。
まずは赤ちゃんが見える位置で名前を呼び、コミュニケーションを取りましょう。
生後2ヶ月を迎えたら、三原色の玩具(赤、青、緑)を使って追視をさせて遊ばせることが大切です。
目次
【生後0ヶ月】初めは赤ちゃんとのコミュニケーションを大切に
生まれたばかりの赤ちゃんは、視力もまだ弱いため鼻先25cm程度までしか見えていません。
なので、目と目を合わせながら優しい口調で名前を呼んで語り掛けてもらうことが、コミュニケーションの第一歩となります。
名前を呼ばれることで赤ちゃんは愛されていると感じ、自分の名前を呼んでくれる大人を好きになります。
さらに、そのような大人との関わりを通して、オムツが濡れたことや空腹などの不快な感情を泣いて訴えるようになります。
不快な感情を快に変えてくれた大人に対して

と赤ちゃんが感じ、親子の信頼関係が形成されていくのです。
信頼関係は繰り返しの育児行為で決まる
繰り返される育児行為によって、お母さんお父さんの顔を覚えていく赤ちゃん。
最初は誰にでも笑いかけていた笑顔が少しずつ特定の人に向けられていく様子は、信頼関係ができたことを感じられる嬉しい瞬間ですよね!
こうしたコミュニケーションの積み重ねが、言葉や感情の表現を学習する土台となり、人が好きな子へと育っていきます。
抱っこは信頼関係を結ぶ大切な行為です
また、大好きな大人に抱っこされることで安心感を覚え、リラックスすることができます。

と思って、赤ちゃんが泣いた時に抱っこすることを悩んでしまうお母さんもいるでしょう。
赤ちゃんはまだ言葉が話せないので、嫌なことや不安なことがあると泣いて「抱っこ」を要求します。
要求に応えてもらい安心すると、気持ちを切り替えて自分の世界に戻って遊び始めます。
このことを繰り返しながら、周りの大人との信頼関係を築いていきます。
安定した気持ちで過ごし、遊びに目を向けるためには、大人との信頼関係や安心できる環境が不可欠なのです。
安心無くして機嫌よく一人遊びをすることはできません。

子育てするお母さんお父さん、求められた分だけたくさん「抱っこ」してあげて下さい。
そして「抱っこ」してくれる大人が多ければ多い程、家族全員に笑顔が増えると思います!
【生後2〜3ヶ月】三原色の玩具を使って追視をさせて遊ぼう
さてここから、玩具のお話をしていきます。
生後2〜3ヶ月におすすめの玩具は、
赤ちゃんは視力が弱いため、色が明確な、特に三原色のものがとても良いです。
自分で握ることはできませんが、見ることで楽しめます。
玩具を揺らしたり音を出したりすると、手足を動かしたり笑顔で喜んでくれると思います。
さらに、追視をたくさんすることで、首を動かし筋肉の発達も促すことができます。
首の動く範囲が広がり、反り返る動きになっていき、やがて5ヶ月以降の寝返りに繋がっていきます。
【補足】3ヶ月になると自分の体でも遊び始めます
3ヶ月になると手足を動かして遊びます。
仰向けのまま、音のする方に顔を向けたり、手足をバタバタさせながら刺激に反応します。
一見、

と思われがちですが、運動発達でとても大切なのです。
そのため、手足を動かしやすい服装や場所に寝かせてあげられるといいでしょう。
赤ちゃんが周りを見渡して、たくさんの刺激を取り込めるようにしましょう!
【生後0〜3ヶ月】保育士みつおすすめの玩具をご紹介します
私の保育士経験から、実際に良いと思ったおすすめ玩具もご紹介いたします。
少々お高めですが、いろいろな玩具を見てきて、これらは非常に優れていると思いました。
【ドリオ】音を聴いて楽しむ玩具
まず最初は、1歳くらいまで使えるドリオという玩具です。
大人が振って音を聴かせてあげることで、赤ちゃんは楽しむことができます。
音を鳴らしてあげて、赤ちゃんのリアクションを引き出してあげましょう!
\私がおすすめする玩具①/
【リングリィリング】追視ができる玩具
こちらも1歳程度まで使えるリングリィリングという玩具です。
先ほどのドリオほど音は鳴りませんが、大人が振って動かして、追視をさせるのに最適です。
追視の行為はとっても大切なので、赤ちゃんに是非使って見てください。
\私がおすすめする玩具②/
【ムジーナ】目で見て楽しめるベビージム
最後は、10ヶ月くらいまで使えるベビージムです。
腹這いでも仰向けでも遊べる商品で、こちらは赤ちゃんの好奇心を引き出すのに最適です。
値段は少々お高めですが、実際の保育園でも大活躍のアイテムでした!
\私がおすすめする玩具③/
最後に
以上、生後0~3ヶ月の遊びやおすすめのアイテムついてお伝えしました。
赤ちゃんとは、
・三原色の玩具で追視をさせる
・自身の手足での遊びをさせる
この順で接してあげると非常に良いです。
手足の遊びをすると、体の仕組みや使い方を感覚で覚えていき、やがて寝返りや腹ばいを獲得していきます。
赤ちゃんに刺激を与えることは発達に繋がるため、今回の内容を基に、是非一度取り組んでみてください!